本ブログの記事内には広告が含まれる場合がございます。
結婚して子どもができるまでは、付き合っていた頃と何ら変わりない幸せな生活を送っていたのに、子どもを出産した後から妻が急変!!
そんな事で怒るの!?と思うようなことは無かったでしょうか?
私自身も恐怖体験をしたことがあります。
妻が第1子を出産して、初めて家族3人で一緒に寝た夜。
子どもの夜泣きが続いている中、私は全く気付かず隣で爆睡していました。
そんな中、急に背中に衝撃が走りました!!!
「ドゴッ!!」
はうぅっ(((( ;゜Д゜))))
何事じゃ!空襲か!?と慌てて飛び起きると、鬼瓦のような顔をして子ども抱っこした妻がこっちを見降ろしていました。(汗)
一瞬状況が全く理解出来ませんでしたが、子どもがギャン泣きしているのが聞こえ何となく察しました。
こんな状況でよく寝れるな!!
・・・はい。ごっごめんなさい。
・・・えっ?子ども産む前ってこんな感じだったっけ!?
私の妻のように出産後の女性が常にイライラして急に冷たくなることは、ごく普通のことです。
あの日の夜のこと思い出すと怖くて眠れないです。
どうしてそうなってしまうのか原因を解説します。
イライラの原因は何?
産後の女性がイライラしてしまう原因は主に身体的要因が考えられます。
ホルモンバランスの変化
産後になると女性のホルモンバランスは急激に変化すると言われています。
「エストロゲン」や「プロラクチン」、「プロゲステロン」といった
普段はあまり聞きなれない女性ホルモンが妊娠中に分泌され、
それが出産と同時に減少していきます。
しかし減少したホルモンとは逆に、「プロラクチン」というホルモンは
授乳に合わせ再度増加していきます。
産前産後でホルモンバランスが急激に変化することで、産後は気持ちの
コントロールが難しくなります。これを「マタニティブルー」ともいい、
何でもないのに急に悲しくなったり、些細なことでイライラしたりする
ようになります。
育児のギャップと疲労
始めての育児となると、何をするにも未経験なため出産前から色んな情報を収集すると思います。
しかしそれがかえって自分の中でこうしなければならないと決めつけてしまい、思った育児が出来ないことにイライラしてしまう事も多いようです。
また1日のほとんどの時間が子どものお世話となるため、自分の時間が確保できなくなってきます。
そうなると段々疲労が蓄積し、自分に余裕がなくなることが原因でついついイライラしてしまいます。
睡眠不足
生まれたばかりの子どもは睡眠リズムの周期が短く起きやすいです。
そのため本来であれば睡眠しているような夜間帯であっても、子どもが夜泣きをすれば親はずっと寝ているわけにもいきません。
まして赤ちゃんは、頻繁に授乳をしないといけないため必然的に妻は短時間睡眠になってしまいます。
まとまった睡眠が取れずにいると、睡眠不足に陥り段々と疲労も蓄積してきます。
睡眠不足が継続すると、寝れないことにストレスを感じ些細な事でイライラするようになります。
慢性的な睡眠不足は、本当にイライラするようになるから気を付けて下さいね。
夫婦間の危機!?「産後クライシス」
常にイライラしている妻を見ているのも、夫としては気分がいいものではないですよね。
だからと言って、何か注意した時には妻の逆鱗に触れるなんてこともしばしば。
そんな状況が悪化してしまうと「産後クライシス」に陥ってしまうため注意が必要です。
産後クライシスとは!?
産後クライシスとは簡単に説明すると、産後に夫婦の関係性が急激に悪くなってしまうことをいいます。
産後クライシスと呼ばれる状況になると、そのまま夫婦の仲を修復できず離婚してしまうといったケースが多いみたいです。
厚生労働省が調査した、「母子世帯になった時の末子の年齢階級別状況」では、0~2歳の間(死別を除く)だけで38.1%、約4割を占めています。3~5歳までも合せると59.1%、全体の約6割を占めます。
引用元:厚生労働省「全国ひとり親世帯等調査報告書(2021年)」
つまり、出産してからの数年はそれだけ離婚率が高いということです。
厳密にいうと産後2年間に起きた危機的状況を産後クライシスといいます。
産後クライシスの主な原因5つ
産後クライシスに陥るのももちろん原因があります。
対処しようがないという時もありますが、原因を把握していれば自分から地雷を踏むようなことは少なくなくなると思います。
①女性ホルモンの変化
上記で伝えた産後のホルモンバランスの乱れは、夫婦仲を悪化させる要因のひとつです。
妻の精神が不安定になってしまうことで、ついつい感情的になってしまい夫への当たりが強くなってしまいます。
それに対して夫も妻の怒りに耐えられずに喧嘩へと発展、といったことになりかねないため夫は原因をしっかり理解し妻へ配慮することが必要となります。
②夫が育児に非協力的
産後の妻は、妊娠出産を通して心身共に子育ての準備をしてきています。
それに対し夫は、本当に子どもが生まれるまでは実感がなく生活にも変化がないため、いざ子どもが生まれたとしても何もできないことが多いです。
そうなると育児に関してはどうしても消極的、ひどければ協力しなくなり、負担が多くなる妻は夫への不満が原因で産後クライシスを引き起こしてしまいます。
夫が育児に協力しないことは大問題です。仕事で疲れていようが何だろうが言い訳は通用しません。
夫婦共に生活していく以上妻と協力して育てていくことが大切です。
③夫婦間の育児の温度差
子どもが生まれてから何か育児をする時は妻の一言から、といったことはないでしょうか?
妻が一生懸命育児に奮闘している中、夫はTVを観たり携帯いじったり、妻が手伝って欲しい時だけ手伝う。
このような状況では、妻の不満が爆発し取返しのつかないことになってしまいます。
育児は夫婦ふたりで協力し合っていくものです。
妻任せにせず、夫として事前に育児の情報を調べてみたり、積極的に子どもの相手をしてあげましょう。
④子ども中心の生活の変化
子どもが生まれると大半の家庭が子ども中心の生活へと変化していきます。
今まで自分のために費やしていた時間は殆どが育児の時間となり、慣れない子育てに夫婦互いに不安定になってしまいます。
育児が上手くいかないイライラで、ちょっとした些細な事でも敏感になってしまい喧嘩にまで発展してしまいます。
育児をしているとどうしても一生懸命になってしまい、夫婦互いに配慮が欠けてしまいます。
子どもに時間を費やすことはもちろん大事なことですが、一緒に育てていくパートナーとして思いやりを持つということも忘れてはいけません。
⑤コミュニケーション不足
子育てをしているとよくあることですが、夫婦間で認識のそごが生じることがあります。
「伝えなくてもこのくらいわかるでしょ」という自分の思い込みで相手に伝えずにいると、自分の意志と違う行動をしてしまうことがあります。
伝えていれば特に問題なかったようなことでも、自分の意志と違う行動に出たことが不満で「どうしてこんなこともわからないの?」といったような言動から口論になるケースが多いです。
育児中の夫婦間の会話は本当に大切です。
コミュニケーションが不足した状態での育児はお互いに不満が募り、夫婦仲を悪化していくだけで悪循環でしかありません。
妻のイライラ・産後クライシスの対処法4つ
①妻の気持ちに寄り添ってあげる
産後の妻は育児に対する不安やホルモンバランスの乱れで、精神的に不安定な状態が続きます。
気持ちのコントロールが難しい状況にあることを夫は十分に理解してあげましょう。
時にきつく当たられることも多々あると思いますが、決して感情的になってはいけません。
妊娠出産から育児を通して心身共に大きな負担を負っているのは妻の方です。そんな辛い思いをしている妻の気持ちに寄り添って夫が支えてあげましょう。
②1人の時間を確保する
夫婦共々いくら親ではあっても、1人の人間です。ずっと我慢し続けるのはよくありません。時には育児から離れたくなる気持ちは、子持ちの親でれば誰しもあることです。
そのためにもお互いに1人の時間を確保する、確保してあげることが大切です。
「毎日この時間は妻を1人にさせてあげよう」とこれが出来れば、それに越したことありませんが都合上出来ない家庭もあるかと思います。
毎日は出来なかったとしても、自分にちょっとでも余裕がある時は率先して1人の時間を確保してあげましょう。
③コミュニケーションを増やす
夫婦であっても会話無しに相手の考えていることを100%理解することはほぼ不可能です。
自分にとっては普通の事であったとしても、相手はわからないということもあります。
自分の意志をしっかりパートナーに伝え、情報共有・意思統一していくことが大切です。
他にも、あなたがいない時にやってくれている家事や育児は、やるのが当然と決して思ってはいけません。どんな些細な事でも、してくれたことに対して「ありがとう」の一言を必ず伝えるようにして下さい。
私たち夫婦は、やってくれたことに関しては何事にも「ありがとう」と言うようにしてるよ。
④家事育児の役割を分担をする
夫は仕事などを理由にして家事育児を妻に任せっきりにしてはいないでしょうか?
家事をしながらの育児はかなりの負担になります。夫婦共同で役割分担をして少しでも妻の負担を軽減させましょう。
お互いの得意不得意を考慮して分担すれば、あまりストレスを溜めることもなくなります。
どれをするのも苦手でなのであれば、家事は妻にお願いしたとしても夫は子どもの面倒を見るようにしましょう。
私の妻も夫に一番お願いしたいことは、「子どもの相手をすること」って言ってたよ!
まとめ
産後の女性がイライラしてしまう原因をご理解頂けたでしょうか?
いくら育児を主体的にやったとしても、妻にダメ出しされたり怒られたりすることはあります。しかし絶対感情的になって反論してはいけません。
「産後の妻はこういうものなんだ」と自分の中で割り切ってみると、意外と自分に余裕が生まれ冷静に対応できたりします。
妻の怒りの原因は大半が夫の行動や言動にあったりするものです。今一度自分の行動を見つめ直すのもいいかもしれません。
もちろんずっと我慢し続けるのも良くないので、お互い冷静な時にでも自分の意志をしっかり伝えパートナーと話し合いながら一緒に苦難を乗り越えていきましょう。